藍色夏恋
- 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
- 発売日: 2005/07/06
- メディア: DVD
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なんか途中までミョーに釈然としないまんま進んだなあ。多分リンの行動に感情移入できてなかったからだと思う。彼女が発端で話が動き出すので。いやまあ恥ずかしくてそういうことやっちゃう人いるんだろうけど、恋する女子高生のイヤな典型例を見てるよーで違和感あった。まあその結果としてチャンがモンに気を引かれちゃうんだからなんとも言えないが…。んで二人の間柄を疑うリンはやっぱりそこで典型的恋するイヤ女子高生っぷりを発揮しちゃうので、鼻の奥がムズムズする。でもやっぱり、これが普通の女の子だっていう気もする。単に好みじゃないだけか(笑)。
モンはモンで、彼女の抱えてる「秘密」が観る前から予想ついてたのであーやっぱりと最初は思ったが、そのその機微の描き方がうまいなあと思った。こういう風に微妙なところを揺れ動いて悩む女子高生って普通にいそう。そしてその揺れ動きがこの映画の後半を動かしていくので、後半は前半に比べて素直に観られて良かったです。
なんつうかもう、青春ど真ん中みたいな雰囲気だよなあ。夏の光、自転車、夜のプール等等、瑞々しき青春要素をふんだんにぶち込んだおかげで、多くの人が失われた(そして大体において最初っから経験していない)青春を憧憬して身悶えることとなります(笑)。ああ何よこの甘酸っぱさは!俺の青春はただ酸っぱいだけだったぞ!
役者の演技がいいなあ、と。ナチュラル。撮影前にワークショップとかをみっちりやったようなのでそのせいか。みんなスカウトされて初めて映画に出るような具合だったらしいが、その地のキャラが役柄にうまくはまってたのかもしれんね。
モン役の女の子はすげえかわいいと思うんですがそう思うのは俺だけですか。