もしあなたが春と秋を愛し、その季節の街を愛し、公園を愛し、散歩を愛し、日向を愛し、自転車を愛し、恋愛を愛し、それらが全てあなたに触れる日にふらりと入った雑貨屋の棚に並ぶボタンを眺めて頭の中で輪っかを描いてみる人であれば、このアルバムはあなたの引き出しのどこか、それが手前か奥か真ん中か端っこかはわからないけど、うまく収まるにちがいない。
エレクトロニックです。メンバーは
ニュー・オーダーのバーニー、スミスの
ジョニー・マー。これホントに名盤だと思うんだけど、あんまり聴かれてなさそうな気がしてならない。
ニュー・オーダーの音質・メロディの「白さ」、ジョニーの濃さと弾きまくり趣味が物凄く高度に結実してるアルバムだと思うんだけどなあ。ジャケットは何故か
ラスプーチンだがどこかオサレに見えてしまうところが恐ろしい。
われらがバンドのギタリストであるキキョリンが最近ハマッているというので焼いてもろうた。ちくしょういちいちかっこいいじゃねえの。ファンキーでジャズでしかもオルガン、って時点でもうそれは
ファイナルファンタジー3で言うところの
たまねぎ剣士オニオン武具全装備状態ってなもんであり、ああなんかぽんと浮かんだ例えがわかりにくくて非常に申し訳ないのだけれども、まあ要するに最強ってことです。