Luminous Orangeライヴ@渋谷O-Nest

 さて、ではこないだの土曜にチューインガムな友人と行ってきたルミナスオレンジのライヴの感想を。まずはオフィシャルからセットリスト転載。

1.Flowline
2.四月の夜
3.Silver Clothes
4.Summer Brushes the View
5.Under Your Skin
6.Every Single Child
7.Half a Boy
8.Drop You Vivid Colours
9.Icicles
10.Gertrude
11.Mithrandir
12.Walkblind
13.Turbo R
14.Starred Leaf
―アンコール―
15.Cottontails
support musicians;江崎典利(Bass),藤井真生(G)、アヒト・イナザワ(Dr)、nijiiro flower(cho)

 このハコに行くのは初めてだったんですが、キャパが200〜300くらいで、どこから見てもステージが結構近い感じです。このくらいのとこで、かつ2000円ちょっとでああいうバンドを見られるというのは素晴らしいですね。そういえば従業員さんがPeleのTシャツ(しかも俺が持ってるのと色違い)を着ていてちょっとニヤつきました。
 まずは前座の虹色フラワーという人から。これは女性一人の弾き語りでした。結構見目麗しいお姉さまがかすれ声でしゃべってる時点で既にポイントが高いですね(笑)。歌のほうは、一言で言うなら「耽美カヒミ」という感じかと。ウィスパーヴォイスなんだけどちょっとかすれてるせいかそこはかとなくセクシーさもあり、曲はメジャーセブンスや不協和音っぽいコードを多用した、透き通ってるけどもちょっと退廃的な雰囲気。この人とは聴いてる音楽の趣味が合いそうです(笑)。まあちょっと単調だし「いかにも」って感じが強いようにも感じましたが…。4月15日にレコ発ライヴをやるそうです。
 んで、その後にルミナス。今回のメンバーは竹内さんの他に、ギターにCa-Pの藤井氏、ベースに元RUMTAG、現toddleの江崎氏、ドラムにアヒト君、コーラスに前出の虹色さんです。いやーかっこよかった。
 今回はいくつか新曲もやっていて、初期の曲と挟まれていた分どれが新曲かわかんなくなったりもしたんですが(笑)、「これが新曲です」と言った後にやった"Under Your Skin"がかなーりかっこよかったです。新譜が楽しみ。
 個人的にはラスト3曲の流れが最高でした。"Walkblind"でどかんと盛り上げて、曲後ノイズを鳴らしっぱなしにしていたので、「これはアレが来るか!?」と期待していたらやっぱり来ました、"Turbo R"。怒涛の2曲でした。んでシメの"Starred Leaf"が、ノイジー具合と切なさのバランスがラストにふさわしく、グッときました。♪いつも小さなノイズが〜ってくだりが好きなのですが、このライヴ後はこの小さなノイズがしばらく自分の周りを漂っていたように思います。単なる耳鳴りとか言うな。
 演奏は、やっぱりアヒト君のドラムが目立ちまくりでした。あそこまで叩いてくれるとやっぱり気持ちいいですね。ギターに関しては、もっと耳をつんざくような激音かと想像していましたが、思ったより常識的な音量でした(いや、それでもでかいですけど)。藤井さんのギターをもうちょっとしっかり聴けたらよかったなあ。こういうバンドで一番燃えるポイントは個人的にはやっぱりギターなんです。
 思った以上にお客さんがおとなしかったので、前列で竹内さんや藤井さんの手元を見ておけばよかったかなーとか考えてしまいました。こないだ見に行ったCYHSYより盛り上がる曲調だと思うんだけど、こっちのお客さんのほうがおとなしい人が多いのでしょうか。なんとなくわかるけど(笑)。