もうわけがわかりません

 なんか最近聴いてるのを眺めてると、あんまりに世間の時流とかけ離れすぎてて多少不安になってきました。現在進行形の音楽ほとんど聴いてねえ…。

Sextet / 6 Marimbas

Sextet / 6 Marimbas

 ミニマルの巨匠スティーヴ・ライヒの、六重奏曲と6台のマリンバのための曲を収録したアルバム。シーケンスパターンの上にまた同じようなシーケンスが重ねられていき、それが次第にずれていって微妙な揺らぎを生み出しながら進んでいくのが気持ちよいです。海で波をずーっと見ているような気分になります。曲が終わって音がふっと消える瞬間もまたいい。あとこれ論文書く時に聴いてても邪魔にならない(笑)。

Cold & Bouncy

Cold & Bouncy

 牧歌音響ポップの大御所、ハイ・ラマズの98年作。このアルバムは何となく、雨の日が似合う気がすると思います(聴いてたの夜中だけど)。彼らの曲の面白いとこは、自然の音を思い起こさせるような瑞々しさがあるのに、同時にすごく密室にこもっているような凝縮感もあるとこだなと。ソフトロックとかヴァン・ダイク・パークスとかのバーバンク系(っていうの?)の影響が色濃いけど、この人たちはそのポップさと実験性の両方を突き詰めてる気がします。