アルザック・ラプソディ

 フランスコミック界の巨匠、メビウスの監督したアニメーション。かつてコミックで発表していた「アルザック」シリーズをアニメにしたものらしいです。俺は原作を読んだことないんですが。3分ほどの短編が14本収録されてます。
 これは正直言って、アニメーションとしてはどうなのよ、と思いました。一枚の絵の中にある人物や物などのパーツのみが、デジタル技術で無理やり動かされている、という感じ。根本的に作り方が適当過ぎやせんかい…。下手糞なFLASHアニメを見ている気分になりました(というかいまどきはFLASHでこれよりしっかりしたアニメを作れるはず)。でも雰囲気は好きだから、尚更残念。世界観(便利な言葉だ)や造形センスに惹かれて買ってみたんだけど、コミックは手に入るのだろうか…。
 内容やテーマについてはもっかい見返してから考えます。結構思弁的な内容っぽいので。
 ちなみにメビウス氏、なぜか最近出た榎本俊二「えの素」のトリビュートに参加してます。このトリビュート本、メンツも中身も結構凄まじいので気になる方はどうぞ。まあ結局一番凄まじいのは「えの素」という作品自体なのは間違いないですが(笑)。
えの素トリビュート えの素トリビュート&他薦傑作集 (KCデラックス)

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