小説という行為について
「それはねえ、死んだ人間を甦らせようとすることと似てるんだよ」とガープはいった。「いや、いや、そういう言い方は正しくないな――むしろ、だれもかれもを永遠に生かしておこうとすることに似てる。最後には死んでしまう者すら、ね。そういう人間こそ、生かしておいてやりたい一番重要な人間なんだ」
ジョン・アーヴィング「ガープの世界」より
というわけで、前述の一冊(二冊か)より。この言葉が、アーヴィングの小説に対するスタンスの一つの幹だと思う。共感。とか思ったら、似たようなことがあとがきに書いてあってorz